楓の如し

赤穂のお隣 上郡町にある

大鳥圭介の 生家跡地に建てられた

「いきいき交流ふるさと館」

 

そこは 森の青葉が目に染みる 静かな山里

 

激動の 時代の潮流を 

志をもって生き抜いた 大鳥圭介さん 

その人間的な魅力さえも 肌身で 直に感じられる

とても 稀有な 伝承館です

 

以前 

雨のそぼふる日に 来館して

資料として 展示されている 圭介さん直筆の

英文の筆記体が びっしりと 書き連ねられたノートを 手にしたとき

もう 

全身のミトコンドリアが ざわざわ 呼応して

その場で  立ち尽くして  見惚れてしまいました

 

あんなにも 激動の時代に

 

学ぶことすら 大変だった時代に

 

こんなにも 美しい筆記体を 習得している

 

知らないことを もっと知りたい

その向学心 好奇心 自発的な実践力

こんこんと 湧き出る  「公の精神」が

時代を超えて 感性に 訴えかけてくるよう

 

物資も 情報も あふれかえる世の中にあって

いかに 自分は なにを選択して 生きていくか と

公 を  考えさせてくれます

 

 

 

先日 いただいた 

こちら

内容も編集も 「読本」という名のとおり 活きた本 

 

そのうえ

 

はじめに と あとがきにかえて

が とても素晴らしいのです

 

 

 

威光を 照らし 見せつけるような偏重が まったくなく

むしろ 

先人の英知を通して 

後世の人たちに 何を伝えていきたいのか 

まなざしが 明るく 朗らかなのです

 

 

こちらは 

ずいぶん以前に

大鳥圭介さんのシンポジウムを開催した際

配布されたという

 

「けいすけじゃ」のマンガ冊子の1ページ

 

見やすい DVDも販売されているけれど 

このマンガの綿密な内容は 舌を巻きます

 

 

好きなページを 少し ご紹介します

 

 

国産カメラ第1号の 発明や

金属活字印刷(大鳥活字) 気球 噴水 蒸気船模型 温度計

書物を読み解く 学ぶ だけでなく

自らの手で 作って試す 

その 純粋なまでの 探求心

 

 

 

 

 

 

 

 

葉の色が変わっても

楓(かえで)は 楓(かえで)

 

汗をかいて 

恥をかいて 

どんな時代や処遇にも 志は消えることなく 生き抜いて

後世に 希望を灯す 

 

 

いまの時代に 必要な なにかを 感じませんか

 

 

半沢裕人さん作の この マンガ冊子の復刊を

待ち望むところじゃ 

なので あります