ゲンがいいね

たまたま 何年かぶりに焼いた

天然酵母の 食パン

 

小麦粉 天然酵母 天日塩 てんさい糖

のみの材料で 発酵に長い時間かけて

油脂類 乳製品を使わず作っています

 

 

とある 頼まれごと 

本当に 久しぶりに焼いたのですが

目が点になる ミラクルに合いました

 

 

4年ほど前かなぁ…

この食パンを 試作していたころで

 

焼き上がって工房に置いていた食パンが

自分の席から 少しばかり見えたようで

ある男性のお客さまから たずねられた

 

「あの、食パン、売ってはるの?」

 

「…??アレですか?すみません、

試作していて、まだ売ってないんです」

と お伝えしたところ

 

「試作でもかまいませんねん。私、実は

食パンに目がなくて、見ただけで大体、

分かるんですわ。どうしてもあの食パン

食べたいんです。頼んます、この通り」

 

何とも 申し訳ないほど お願いされて

 「試作でよければ…いいですか?」

 驚きつつ差し上げたことがあった

 

 

さて そこで 本日です 

 

「食パン、ある?」

席でお茶をしていた男性から尋ねられ

 

「今は作ってないんです。もう、

何年くらい前か、焼いてないんです」

 

と やり取りして 話をしたあと

走馬燈のように 彼方から

記憶がよみがえってくるんですねぇ

 

その御方が なんと

いつぞやの 食パンの男性だと

ハッと記憶が 呼び覚まされて

すぐさま お席に伺いに行きました

 

「…あの、間違ってたらすみません。

もしかして、あの~…何年か前に

食パンをお渡ししたお客様ですか?」

 

すると 

男性の表情が パッと変わり

「そうそう僕、僕!覚えてた?」

 

「やっぱり!!そうなんですね!」

そう安堵した瞬間に 自分で

ハッ!と 我にかえって気づき

 

「あの、本当~に、たまたま今日、

何年かぶりに食パン焼いてるんです。

よかったら持って帰って下さい。

たぶん、いやお客様は かなり

運の強い方だと思いますよ」

 

その男性もお連れの方も大いに笑い

「そう!僕ね、運がいいの!」

 

 

顔に険(けん)がなくて 

超~がつくほど 自然体で

ひょうひょう として

「ごきげんなひと」を絵に描いたら

たぶん こんな人かなぁ~

 

そんな感じの 明朗な方なのです

 

お連れの方に

「ほらなっ!言うてみるもんやろ。

せやねん、僕、運がいいの」

 

 

あのあと 何度となく奥様が

食パンを買いに来て下さっていたようで

(いつもこんな感じなんです)

というお顔を 隣でされながら

微笑んでいました 

 

 

 

齊藤一人さん の本で

「自分の機嫌は自分でとる」

という一節を読んだとき 物凄く 

腑におちたのを 思い出しました

 

機嫌の悪い人は 

自分で悪くしていることに

気が付いていないか もしくは

認めたくないかで 心のイライラを 

何かで批判 非難したりを繰り返し

自分で さらに疲れている

 

自分が蒔いた種を 認めたくないけど

こんな自分の状況は 分かってほしい

 

いわゆる 承認要求の強い人 で

人のエネルギーを 奪う人

 

そこに 好運の矢は飛んでこない

 

人のエネルギーを奪うタイプの人に

遭遇した時の いい対処法を

以前 教えてもらったことがあります

 

それは 

逃げる 交わす 話を替える

なのだそうです

 

話を聞いてあげない方がいいのだとか

 

  

何年かぶりに 食パンを焼いた日に

お店に やって来られた

ゲンのいい お客さまから 

改めて 教えて頂いた 気がします

 

きっと 

験(ゲン)がいい人

機嫌(キゲン)のいい人 なのだ

 

あ もちろん

ゲンを分けて頂こう  と思い

お帰りの際 握手しました

 

 

 

(…思い浮かべてみると  当店で 

親しく言葉を交わす お客さまは

ご機嫌な人 ばかりな気がするなぁ)

 

 

ごきげんは いいね!