消えた相棒

相棒 season17

 

先日

旅先の宿で一泊することになり

部屋で一息ついた後

テレビをつけた

 

 

 

久しぶりのテレビ!

 

 

相棒~season17~今日から放映!?

いいですねぇ

 

 

 

番宣や予告CMを目にしながら

 

 

次も反町さんなんだ~

浦島太郎状態のまま

ワクワクと夜が更けていった

 

 

 

 

水谷豊さん

といえば

自分の世代では「熱中時代」

  

「熱中時代~刑事編~」が特に好きだった

 

 

 

ジョン・レノン or 水谷豊 ? 

 

というくらいに似合う丸眼鏡と

黄色のフォルクスワーゲンTYPEⅠ

 

 

 

 

「傷だらけの天使」 or 「熱中時代~刑事編~」?

 

というくらい

ショーケンの「傷だらけの天使」の格好いい

あの!オープニングも秀逸ですが

 

 

水谷豊さんの「熱中時代~刑事編~」も

テレビ史に刻まれる絶賛!オープニングです

 

 

ニヒルで紳士で格好いい男

でも

ちょっと「抜け感」のあるいい男

 

 

永遠ですね

 

 

 

 

 

そんなこんな思い出を

振り返りながら

 

 

 

久しぶりの右京さんを見て

大満喫していた相棒~season17~

クライマックスが迫りくる頃だったでしょうか

 

 

 

大浴場の温泉に入りに行っていた店主が

なにやら慌てた様子で帰ってきた

 

 

あぁ

説明が面倒なので

 

 

ここからは

ラジオドラマ仕立てでお伝えします

お許しください

 

 

では

 

↓ ↓ ↓

 

 

相棒 season17

 

 

「事件!事件!事件!」

 

慌てたような虚ろな顔で、夫が部屋へ戻ってきた。

 

「あぁ相棒~?今ねぇ~いいとこ~」

久しぶりのテレビの中の右京節に目も耳も釘付けなのだ。

 

 

バタバタバタ‥‥(夫のスリッパの音が部屋に響く)

 

ふと見ると、温泉に入っていた割に”ええ湯やった~”感がない。

 

作務衣の上衣のヒモも結ばず素肌に羽織ったままで、

も拭いていないのか、髪の毛がよく濡れている。

だらしなく肩からタオルがだらり。

 

 

「ちがう、ちがう!その相棒じゃなくて僕の相棒!事件よ、事件!」

 

 

「???」

 

テレビの中の右京さんと焦燥気味の夫を交互にせわしなく見る。

 

「事件て何?何?」

 

 

「ちょっ、ちょっと待って!とりあえず先にパンツはかせて!」

 

と、旅行用のリュックサックの中を慌てて探しはじめた。

 

「えええ!?今、パンツはいてへんの!?」

 

「はいてない!はいてない!」

 

 

 

 

~ここからは相棒風の回想シーンでお送りします~

 

 

 

温泉大浴場には僕と50代後半と思われる男性ひとり。

 

僕が風呂から上がると、脱衣かごに入れていた自分の

肌着とパンツがない。

残っているのは靴下だけ。

 

(・・・・ない!?)

 

はた、と見ると
男性が自分?の肌着とパンツをはいた姿。


作務衣の上着はすでに羽織っていて、

まさにこれから作務衣のズボンをはこうとしている。

 


「…そっ!それ、ぼ、ぼくのですよね!???」

男性「アアー!!」

 

驚いた顔で叫びながら、自分が今着ている肌着とパンツを見る。

 

すぐさま肌着とパンツをバババッと脱ぐ男性。

 

隣りの脱衣かごから自分の肌着とパンツを取り、ものすごい早さで着る。

 

 

その間、まったく目を合わせず(なんか言わんのかい!)、

一目散に慌てて出ていく(なんか言わんのかい!)。

 


「・・・・・・」

 

 

取り残された、僕と肌着とパンツ。

 

「部屋とYシャツと私」が脳裏にこだまする。

 

 

 

 

素っ裸で呆然としていたものの、ハッと我に返るまで数十秒。

 

 

脱衣かごには、男性の脱ぎたてほやほやの肌着とパンツ。

無造作に脱ぎ置かれた作務衣。

 

 

 

「・・・・はけるわけないやん・・・」

 

 

 

とりあえず僕はパンツをはかない。

いや、はけない。

 

仕方なく男性が着ていた作務衣をもう一度着てロビーへ。

 

 

 

見知らぬ人がさっきまで着ていた作務衣は汗ばんでいて、

かぎりなく気持ちが萎えていく。

 

 

 

 


「・・・作務衣もう一枚もらえますか」

 

ロビーの人「一人一枚なんです」

 

「・・・ぼく、自分の肌着とパンツはかれて、着るものないんです」


ロビーの人「は?そんなことあります!?(まるで信じてない)」

すると、さっきの男性がダダダダと階段を上がっていく姿を見つける。

「アアア!!!あの人です!ぼッ、ぼくのパンツはいた人!!」
(男性を指差しながら叫ぶ僕)

男性は慌てふためきながら二階へとダダダダ駆け上がる。

ロビーの人「(大爆笑)」

どうぞ!!!と大笑いしながら無条件に作務衣を差し出す。

 

 

 

「僕の相棒~season17~パンツが消えた劇場版」 完

 

 

 

 

 

そう

 

ほどなく回想シーンを聞いた後

夫がポツリ

 

 

 

「その人の見たら、紺色のトランクスやって・・・」

 

 

「・・・僕の、グレーのブリーフやで?ふつう、

分かるやろ!?そこまではかんでも、手に持った時点で

ふつうに分からへん!!??」

 

 

 

滅多に怒らない夫の怒り心頭ぶりが

 

 

よけいに

もうもう大爆笑で‥‥

 

 

 

止まらない笑い声に

すでに隣りで寝ていた母が寝ぼけ眼で

「・・・どしたん?」

起きてしまった

 

 

かくかくしかじか…

母にも事の顛末を話すと涙を流しながら

大爆笑

 

 

寝るに寝られぬ夜が過ぎていきました

 

 

 

 

 

ロビーの人が

「昨日は大変でしたね(すでに笑っている)」

オレンジジュースをサービスしてくれた

 

 

「氷なしで、ね(かなり笑っている)」

茶目っ気のある一言を添えて

 

 

 

この旅の一件で

 

しばらく頭から離れなかったフレーズ

 

 

 

「ブリーフ or  トランクス?」

 

 

 

国際線の

「ビーフ or チキン?」

「フィッシュ or チキン?」

 

 

よりも強烈なフレーズ

 

 

今思えば聞きたかった

あの男性に・・・笑

 

 

 

 

 

旅の思い出はつれづれ

 

 

行き当たりばったり

 

 

 

何が起こるか分からない旅こそ

やっぱりオモシロイのです