ディスカバー不言色(いわぬいろ)

境内の空に

うっすらと虹

 

 

 

 

日本でいう虹は7色で

 

紫 藍 青 緑 黄 橙 赤

 

 

 

 

アメリカには「藍色」という

観念や言葉がないため

 

アメリカでは虹を描くと6色に

 

 

なんと

ニューギニアやコンゴなどの国では

 

黒 か 白

もしくは 赤を加えた3色とか

 

 

御国柄なのでしょうが

黒! が入るのは驚きますね

 

 

 

 

 

いかに

日本の伝統色のいろは(表現)が

 

豊かな観念に基づいているか

 

 

よく分かるお話です

 

 

 

こちら

 

安納焼き芋と柿のモンブランタルトは

 

 

不言色(いわぬいろ)

 

 

 

 

 

言わなかったら

 

まず

お分かりいただけない菓子やケーキを

作ってばかりいる変な店です

 

 

 

 

なので

 

今回の色名にちなんで

 

 

 

ちょっと小耳にしてもらえれば…と

思い立って書いています

 

こちらは

 

 

飾りつけ前の

丸裸の不言色(いわぬいろ)

 

 

 

 

安納芋は

じっくりと焼くことで

でんぷん質が糖化して美味しくなる

 

 

 

味の奥行きを増した

焼き芋クリームを作って

 

柿はタルト生地に練り込んで

焼き上げています

 

 

 

 

冒頭の諸外国では

表現できない

 

和のいろは色

 

 

 

どうぞ

 

目で舌で愛でながら

 

 

日本の色がくれる豊かな時間を

お楽しみください

 

色といえば

色気

 

 

 

 

一眼レフのファインダーを覗く

男の人に色気をいつも見出してしまうのは

 

私だけでしょうか

 

 

 

 

変?

 

 

 

 

 

色気を

独特の哲学色で表現した御方といえば

 

 

哲学者の九鬼周造さん

 

 

東京で生まれ

京都の花街で暮らし

 

 

 

ヨーロッパでの長い滞在の間に見出した

 

日本民族の独自の美意識と文化を

内なる声に導かれるかのように

 

 

1930年に初版を発表された

 

 

「いき」の構造 によると

 

 

 

色気とは

生きる美学のことで

 

内側から

にじみ出る生き様が色気なのだという

 

 

 

関東では 粋(いき)

関西では 粋(すい)

と呼び

 

 

「粋」は3つの要素から成るという

 

 

 

その3つが

 

「垢抜け」 「張り」 「色っぽさ」

 

 

 

 

 

「垢抜け」とは

世俗の欲望を超越して周りにビクビクしないこと

 

 

 

「張り」とは

自由なエネルギーに満ちて軽やかに動けること

 

 

 

「色っぽさ」とは

自分の美学があること

 

 

 

 

 

この

3つの粋を若くして身に備え

 

世界を飛び周っている稀有な写真家さんがいる

 

 

 

 

 

5年前に

 

たまたま

購入した本の連載で見た

写真と言葉に恋してしまった

 

 

 

 

 

だからでしょうか

 

 

ファインダーを覗く男の人に

いつも色気を

見出してしまうのは

 

 

 

 

 

 

楽しみだなぁ

 

今年の初夏に1冊にまとめられるという

季刊誌「道」の5年間の連載

 

 

 

 

きっと

世界の美しさを

 

地球という

色気のある惑星の密かな息吹を

 

 

 

惜しみなく

見せてくれるのかな

 

 

 

 

 

写真は

 

言葉がないけれど

 

 

 

幾千もの

色気に満ち満ちている

 

 

 

 

不言色(いわぬいろ)から

 

 

そんな思いを

巡らしていました

 

 

 

野村哲也 季刊誌道

 

 

「ディスカバー(発見)するのは、ジャパンじゃない。

もちろんワールド(世界)でもない。

 

人が人として本当に

ディスカバーしなくちゃいけないのは、

ご近所だ!」

 

 

 

 

 

5年前に見た

この連載の中の言葉は

 

 

今も変わらず

心に色を差してくれます

 

 

 

 

目の前や

足元の

 

宝物を見つけられない人は

 

 

 

世界の果てまで行こうが

宝物は見つけられない

 

 

 

 

 

 

さて

 

 

あなたの

ディスカバー〇〇〇は

 

 

 

 

なんですか?