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思いの二刀流

 

おはようございます

気持ちのいい朝です

 

ハロウィンには全く興味がない

通常運転のさんぽうです

 

かぼちゃよりも気になるのが

今は 大根葉としいたけで

 

 

赤ひげ先生がいい具合に

茶色くカラカラに乾燥して

 

そろそろ 干葉湯ができそう

 

 

こっちは まだ半乾き

じわじわ変化するのが面白い

 

化学的な説明は さて置いて

干すと旨みと栄養価が増すのは

太陽の恩恵に他ならなくて

 

干ししいたけを煮出した汁は

酸性に傾いた身体を中和したり

余分な脂肪分やコレステロール

血圧を下げるなど陰の実力者

 

琥珀色の出汁も美味しいけれど

肉厚の生しいたけを焼いて

 

食べたときのあの「んー!!」

という至福の瞬間もたまらない

 

しいたけも 大根葉も

大谷くんに負けない二刀流だ

 

 

10月の晦日雲が山を這う

 

ゆっくりと動く影を追いながら

無事に過ごせたこの1か月を思う

 

 

体力や筋力は回復したものの

電話で話すのはまだ疲れたり

前ほど持久力がなくて戸惑う

 

思いもかけない失敗をして

はー‥と天を仰いだりもして

 

心ここにあらずとも見渡すと

こっちの山に落ちる影は濃い

 

ざざー

風が吹き抜けていく

 

紅葉真っ只中の柿の長老が

赤や黄色の葉っぱを散らして

微笑んでくれた気がした

 

 

とんびが風に ひゅー

どこからともなく飛んできた

 

翼を動かすことなく

軽々と風にのって

 

 

思いは 風にのるくらいが

ちょうどいい

 

器用と不器用の二刀流

それが自分の翼なのでしょう

 

そんなことを新たに発見した

10月なのでした

ひゅー