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ぜんぶ栗坊

 

秋の味 お出ししています

 

モンブランタルトの栗坊を

ぐるーっとご覧ください

 

 

ぐるーっとターン

 

栗坊の頭がピッカー

さらに ゆるーっと回り込んで

 

 

バックショットもピッカー

2023年もようこそ 栗坊さん

 

 

「栗しるこ、してますか?」

という問い合わせ電話も

9月末から増えてきました

 

覚えて下さっているのは

作り手冥利に尽きます

はい もうはじまっています

 

ぜんぶ栗しるこの名は ある時

お召し上がりになったお客さまが

「ぜんぶ栗しるこやー!」

と驚嘆の声を上げられていて

 

それを聞いてありがたく

そのまま名付けることにした

 

いわゆる 普通の小豆のしるこに

甘露栗が入っているのではなく

 

栗をすりつぶして栗ぜんぶの

しるこだという特筆する所を

お客さまに気付かせていただいて

 

ネーミングって大切なんだな と

改めて商品の冠を考え抜く癖が

それから付いたように思います

 

製造に精魂を傾けている店主を

そばでいつも見て思うのですが

製造者は作ることに一生懸命で

作る以外は無頓着だったりします

 

過程を聞きつつ 味見番長の私が

足らない頭をひねって回して

天からのひらめきを待っています

 

美味しいものができたー!と

作ったら終わりなのではなく

作ってからが始まりなのですね

 

 

渋皮煮の銀寄栗のソテーも

この季節だけの醍醐味

 

 

そう

グッとダンディな栗坊に

ヘーンシンします

 

 

今日よく来て下さるお客さまから

今年はどこの栗?と聞かれました

 

丹波栗の栽培地でも北の地域で

氷上郡あたりの栗は美味しくて

来年もまた氷上にしようかと

店主はホクホクしておりました

 

栗坊にも個性がそれぞれあって

早生から晩生と面白いのです

 

 

渋皮煮には銀寄や石鎚が

とても向いていると店主曰く

 

くらべて利平は元々の祖先が

天津甘栗によくする品種なので

渋皮煮にあまり向いてないそう

 

香気も良く美味しいのですが

長年の経験でそう思うそうです

 

頭の毛が波平さんみたいに可愛く

注文した銀寄の中にたまに

紛れ込んでいても分かるくらい

 

おいどんは利平ですたい

そう言っている感じがします

 

 

想像して描いたイラストで

おばあちゃん顔の岸根(がんね)

 

 

とにもかくにも 巨大です

生きものは本当に面白いです

 

 

食べて下さる皆さまのおかげで

経験という財産と楽しみを

いただいている気がします

 

今日は栗坊独占のよもやま話

ぜんぶ栗坊でしたが

いかがでしたでしょうか