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温めたい

 

寒いからこそ染みるものを

 

おもち番長こと 店主が作る

酒楽餅(さかほいのもち)

 

古事記の伝記で八百万の神の

酒造りの神さまが歌ったという

酒楽歌(さかほいのうた)から

着想して作った餅甘味です

 

純米の酒粕があまりに美味で

それを味わってもらいたくて

酒粕甘たれを作ったことが始まり

 

お酒に弱い方にも気兼ねなく

味わってもらえる塩梅と旨みで

 

ふわっと後口で酒粕が香り立って

身体をじんわり温めてくれます

 

 

ちらほら昨夜から降ったからか

 

キーン と今朝は冷え込んで

うっすら雪景色の7時ころ

 

 

道はそこまで積もっておらず

これくらいなら‥とホッとする

 

小鳥の声が樹上で チチチチ

寒いね お互いに

 

 

お昼の12時を過ぎてくると

木々や山々の雪が消えてきて

 

 

夕方5時ころには跡形もなく

日陰の屋根に残るくらい

 

雪かきをしなくてすんで

ホッとした店休日でした

 

雪が舞っているような日や

凍えるような寒い日にも

お越し下さる皆さま

ありがとうございます

 

そんな皆さまを温めたい

そんな一椀なのです

 

 

お椀のふたを開けると‥

 

熱々のあんから立ち上る湯気と

雪が舞い降りたような酒粕の粒

 

お腹に消えていくころには

心の奥も温まっていますように