お店の敷地にも 小さな春が
足を止めて思わずしゃがんで
こんにちは
先日の怖いくらいの陽気に
ある日 一斉にパッと咲いた
こういう何でもないことに
大切な摂理のつぼみがあって
見つめていると一体になる
ね かわいいでしょう
花屋さんに並ばない というか
並べられない 根っこ草
幼い頃からの観察癖は
なかなか抜けないものですね
アリの行列を追うような子供で
田んぼでカエルを釣って遊んだり
(今の子はそんなことしないか？)
稲穂の先端だけ米を一粒残して
それを竿にして釣るのですが
虫と勘違いするのか食いついて
攻防が楽しかったのを思い出す
うちに住み着くカエル番長も
そろそろ目覚めるころかしら
薄青色の可憐な花の縦縞は
蜜がある中央の花弁の場所を
虫に知らせる目印だそうで
癒やしをくれる小さな存在の
大いなる知恵に頭が下がる
お菓子ってなんだろう
たぶん 衣食住の番外地
癒やし1丁目にある存在だ
食べものはもちろん
吸う空気 飲む水
目に入る風景 文字や絵や色
耳に入る音 肌に触れるもの
自然から投げかけられる全てに
自分は作ってもらっている
宍粟に移り住んで２年少し
癒やされている日々のお陰か
少しずつ変化してきました
お菓子も穀琲も甘味も
ここで作り出すもの全てが
どこかで待っている誰かの
あなたへの
癒やしになりますように
新作のチョコレート
クッキーサンドシリーズ
第2作目が 先日できました
金ごまを練り込んだ生地と
白ごまペースト入りのホワイト
クーベルチョコレートをサンド
ごまとホワイトチョコの丁々発止は
味見の手が止まらない舌戦で
私の殿堂入りになりました
チョコレート菓子だし‥
やっぱり冬だけ？
惜しくて 店主に聞いたくらい
新しい 早春の
癒やし１丁目へ ようこそ
オオイヌノフグリの
花言葉は「信頼」
あなたから癒やしをいただいて
愚直ですが 信頼される味に
一歩一歩 近づきたいです